ミニレクチャーたねあかし

昨日、さくっとパントマイム(毎月第三金曜日夜開催)のミニレクチャーを担当させて頂きました。

<自分としては、12月のリベンジ。>
というか、ほんとは12月の時にやりたかったのに、時間の都合で出来なかったことをやりました。

客席のお客様は、座ったままですので、「座ったまま出来るマイム」ということで、
しかも、いろんなマイムのテクニックの要素が含まれた

「瓶の蓋を開け、飴を食べる」を選びました。

先の「スクラプ's」をご覧になった方には、記憶に新しいと思います。
(実は、私が即興で披露したこの動きが演出の松田さんに気に入られ、公演の中に採用されたのですよ。)
キーワードのように各所に出てきましたねぇ。


マイムの動きって、ほとんどのテクニックが、次の3つの要素の組み合わせで成り立っています。
(かなり大まかな括りですけど)

・筋肉の緊張(テンション)と弛緩(リラックス)
・力を入れる方向とその逆行する方向
・身体のパーツの分離(分解とも言う)


例えば、物を(壁でもいい)タッチした時に、その形を手のひらで作って、一瞬筋肉にテンションをかける。
そのままの形を、最小限の力でキープ(不必要に力まない)して、それを持った(触った)ことを表現する。
そこに見えない物体が現れる。おぉー!

タッチ(触る)だけなら、テンション&リラックスの繰り返しで、触った、離したが表現できる。

ここに重さや、物体の抵抗力(負荷)がかかってくると2番目の力の方向(ベクトル)を意識し、力をかける方向を計算に入れてやる。

これが、瓶の蓋を開ける時に、固くて開かないというのを表現する時に用いる。

グッと力を入れた時に止まる、(=固くて開かない状態)
そのテンションを抜いて、蓋が回る方向にカクッとぬける(=蓋が開いた瞬間)

このあたりは、皆さん誰でも実生活で経験されていると思います。
その時のことを思い出し、イメージして下さい。
瓶を持った時の感触。
手の力強く握った時の感覚。
蓋が固くてビクともしない感覚。
一瞬ガクッとなるように開いた瞬間。
イメージすること、そこにあると信じる心が大切です。


あとは、身体のパーツの分解を使って、蓋を持つ回す、離す、持ち替える、回す、離す、を繰り返し、蓋を開ける。
その時に、手のひらをその瓶の位置においたまま、手首を左にひねる(回す)動きをする時に分解の要素を用いる。


たったこれだけの作業の中に、3大要素が含まれているなんて!

これが体得出来たら、マイムテク制覇と言っても過言ではない(笑)


続けて、「飴を食べる」は、普段日常でやるように、瓶の中の飴を親指と人差し指でつまんで、取り出し、口に放り込む。
その直ぐ後に、舌で片側の頬を膨らませる。
あとは、舌を噛まない程度に口をモゴモゴと動かせば良い。


宴会芸に、最適ですねぇ(笑)

最後に、自分なりのオチをつければ、完璧です!!

例えば、
飴を飲み込んでしまい、びっくりした顔をする。とか、
飴を噛み砕いて(見えてない物なので、飴という設定でなくても良いので、)美味しそうにゴックンと飲み込む。とか、
或いは、飲み込んでしまい、胸を叩き、手のひらに出し、それを隣の人に差し出す(嫌がられるかもね)。とか、

高度なテクニックをお持ちなら、飲みこんで、フリーズした後に、逆再生して瓶の中に収め、蓋をする。等など

アレンジは、貴方次第です。

是非、やってみて下さいね。


来月は、この動きの逆再生をご覧頂こうと思います。(←未定です!)

皆さんがよく目にする、カバンが動かない!の「固定」をやるかもしれません。
必ずしもカバンでなくても良いので。
その「固定」のテクニックの原理、秘密を教えます。(←これも未定です!!)



この記事へのコメント

シンドー
2009年03月23日 15:05
ベテランのきびしいけれどあったかい、
面倒見のよい先生のようでした、いいなあ!
どんなことにも人柄が出る、と改めて思いました。
お疲れ様でした。
tome
2009年03月23日 21:25
シンドーさん、コメント有難うございました。
そうかぁ、人柄、出ちゃいましたかぁ
結構、私、スパルタなんですよねぇ。
↑知る人ぞ知る。

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